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HISTORY ラー博の歴史

新横浜着 全国ラーメン紀行店

ラー博が開館して2年後、喜多方「大安食堂」が都合により退店する事となりました。この時、「レギュラー店以外に期間限定店を設けて、より活着なサイクルで多くのお店を紹介出来ないか」との思いから始まったのが、「新横浜着 全国 ラーメン紀行」プロジェクトです。切り口は「ご当地」はもちろん、個性、話題性なども加味して、日本全国の多彩なラーメン文化を柔軟に紹介して行く企画です。

紹介期間は3ヶ月~1年前後。これまでに8軒の個性溢れるお店を紹介しました。またこの企画からは、「激突!ラーメン登竜門」などの新企画も派生しています。「新横浜着 全国ラーメン紀行」は、まさにラー博の要の一つです。

第一弾 札幌「爐」 1996年3月20日~1996年9月30日

既にレギュラー店に札幌「すみれ」があるのに、敢えて同じ札幌の「爐」を誘致したのは、同じ札幌でも幅広いバリエーションがあるのを紹介したかった為。あっさりスープに焦がしラードの超個性的ラーメンは、今も地元で人気を博している。

本店住所

住所:北海道札幌市西区発寒3条5丁目3番1号
TEL :011-671-4440

第二弾 飛騨高山「やよいそば」 1996年10月5日~1997年3月15日

「発見!飛騨中華」と銘打ち、単にラーメン店だけではなく当時知られざるご当地飛騨高山にもスポットを当てた企画。日本そばと見まがう和風スープと細めの麺。実際、高山では「そば」と言えばラーメンを示し、蕎麦はわざわざ「日本そば」と言うラーメン好きの土地だ。

本店住所

住所:岐阜県高山市本町4-23
TEL :0577-32-2088

第三弾 幻のラーメン「匠」 1997年3月20日~1997年9月20日

単にご当地紹介に限らず、広い意味でラーメンを紹介・支援して行こうというラー博の方向性を、ある意味決定した企画。フードプロデューサー匠ゆうじ氏による、素材・製法を徹底的に吟味したオリジナルラーメンを提供した。このラーメンは当時も今も他では食べられず、まさに「幻のラーメン」となっている。

第四弾 旭川 「青葉」 1997年10月9日~1998年9月27日

ご当地ブームに先鞭をつけた旭川ラーメンの老舗を誘致した。地元、マスコミ、インターネット、そしてラー博の動きが見事に連動し、一大ムーブメントを作り出した点でも、意義深い企画であったと言える。

本店住所

住所:北海道旭川市2条通8丁目2条名店街ビル
TEL :0166-23-2820

第五弾 和歌山「井出商店」 1998年10月1日~1999年5月30日

ご当地ブームのまさにピーク。インスタントラーメンの発売や、首都圏での和歌山ラーメン出店ラッシュなど、ラーメンシーンそのものを牽引したとも言えるのがこの「井出商店」。行列待ち時間、一日の売上杯数、総売上数など数々のラー博記録を叩き出し、誘致から退店まで一度も行列の途絶えなかったその姿は「不沈艦」と呼ばれている。数多くのリクエストにより2003年よりレギュラー店として復活。

本店住所

住所:和歌山県和歌山市田中町4-84
TEL :0734-36-2941

第六弾 オリジナル「あまからや」 1999年6月3日~1999年8月29日

※第一回「激突!ラーメン登竜門」優勝店
300人を超える応募者の中を勝ち残ったのは、現在静岡県伊豆市で「あまからや」を営む、店主の海老名東人氏。得意のスパイスを駆使した「スパイスしょうゆラーメン」のオリジナリティは、強烈な印象を残した。

本店住所

住所:静岡県伊豆市原保246
TEL :0558-99-9895

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第七弾 徳島 「いのたに」 1999年9月4日~2000年5月28日

「今世紀最後のご当地ラーメン」をキャッチフレーズに、全国的にはそれまでまったく無名だった徳島中華そばを紹介した。黒に近い豚骨醤油スープ、生卵文化、バラ肉煮込みの具などが特徴的。自家製麺の麺を含め、ほぼ全ての素材を地元徳島から空輸し、この企画の中でも屈指の再現性を実現した。

本店住所

住所:徳島県徳島市西大工町4-25
TEL :088-653-1482

第八弾 函館 「マメさん」 2000年6月6日~2001年2月25日

既に廃業した過去の名店の復活を支援し、更にラー博での営業終了後は新店として地元に凱旋してもらうという、ラー博としても全く新しい試みだったのがこのお店。「新ご当地ラーメン創生計画」の第ゼロ弾とも位置づけられる。函館の歴史調査では、日本のラーメン史そのものに関わる興味深い資料なども発見された。

本店住所

住所:北海道函館市末広町12-3
TEL :0138-27-8811

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