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お知らせ 2022.08.23

『あの銘店をもう一度』第4弾は世界が認めた屋台発祥の中華そば 福井・敦賀「中華そば一力」

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新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区、代表取締役:岩岡 洋志)は、30周年を迎える2024年へ向けた取り組みとして、過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ、3週間のリレー形式で出店するプロジェクト「あの銘店をもう一度」を2022年7月1日(金)にスタートさせました。
つけ麺の銘店「頑者」に続く第4弾として、9月2日(金)から9月22日(木)までの3週間、福井・敦賀「中華そば一力」にご出店いただきます。
同店は、2008年5月18日~2009年2月28日の間、敦賀ラーメンを代表する老舗として当館にご出店いただきました。
現在のラーメンは、前回のご出店時から更に改良が加えられ、より深い味わいへと進化し、2021年5月には「ミシュランガイド北陸2021特別版」に掲載されました。詳細は下記をご参照ください。

過去のニュースリリースはこちら


敦賀ラーメンの歴史
昭和20年代後半に、京都方面から来た屋台が国鉄敦賀駅前で営業したことが始まりとされています。その後、屋台が次々に開業し、約10軒の屋台が駅前に集い、駅に降り立つ乗客や国鉄職員のお腹を満たしていました。
昭和40年代になると、団体旅行ブームが敦賀ラーメンを大きく繫栄させることになります。高速道路やドライブインのない時代、富山方面からの観光バスはトイレ休憩のため敦賀駅に立ち寄ったのです。その乗客乗員の多くはチャルメラの音と中華そばの香りに誘われて屋台を訪れました。
その後、トラック輸送全盛時代が訪れ、屋台は国道八号線沿い(北陸と関西・中部を結ぶ大動脈)に移ることとなりました。するとトラック運転手、海水浴客、スキー客が殺到して人気に火が付き、さらに屋台が増え、「ラーメン街道」と呼ばれ大賑わいとなりました。
その後、深夜営業店の台頭や高齢化による廃業などから、現在ではラーメン屋台は数える程度となりましたが、その間、屋台から店舗へ転身したお店も多くあり、当時の味わいは現在に受け継がれています。このような背景からも、敦賀は知る人ぞ知る「ラーメンの町」なのです。

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中華そば一力の歴史
中華そば一力の創業は昭和33年。製粉会社に勤めていた創業者の菅井幸二氏が、当時2万円で売り出していた屋台を購入し、脱サラしたことに始まります。場所を固定しない流しの屋台で色々な場所を転々としたことで、徐々に評判となり、開業から5年もすると行列ができる屋台となったのでした。
その後、国鉄敦賀駅前に屋台を固定すると、瞬く間に人気店となり、屋台が到着する前から行列ができるほどでした。「寒さの厳しい北陸で雪が降る中、焚火にあたり暖を取りながら1時間待ってでも食べたかった」と、当時を知る人は語っています。
開業から20年後の昭和52年、ついに敦賀市役所の並びに店舗を構えることとなりました。その後、フレンチ出身の二代目菅井宏治氏が継ぎ、創業者亡き後、研究を重ねさらに進化を遂げています。
中華そば一力は地元で知らない人はいないほどの銘店であり、このラーメンを食べに県外からも多くのお客が訪れています。


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「ミシュランガイド北陸2021特別版」に掲載
現在の「中華そば一力」のラーメンは2008年の当館出店時から、さらに使用食材を増やし、改良がくわえられ、より奥深い味わいに進化しています。2021年5月には、富山・石川・福井3県を対象としたミシュランガイド北陸2021特別版が発売され、「中華そば一力」本店が選ばれました。

二代目 菅井宏治氏「これまでの傾向から掲載されるラーメンは、どちらかというと淡麗系のラーメンが主体でしたので、私たちのお店が掲載されるというのはないだろうと思っていました。屋台から始まったソウルフードがこうして掲載されたことは大変うれしいことです」


「中華そば 一力」のラーメン

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●スープ
豚骨・鶏ガラをベースとしたとんこつ醤油。屋台時代の特注寸胴で作り上げます。鶏と豚の脂がまじりあい黄金色にキラキラと輝いています。

●麺
北海道産超強力小麦ゆめちからをベースに中力粉などをブレンドした「穂のちから」使用の多加水熟成ウェーブ麺。麺は敦賀より直送します。

●具材
チャーシュー、メンマ、ネギに、彩を添える紅ショウガ。
そして屋台時代から60年以上変わらぬインパクトを与える「胡椒」。また食べたくなる大切なアクセントになっています。

「中華そば 一力」の更に詳しい情報はこちら


福井・敦賀「中華そば一力」に続く5店舗目には、静岡・伊豆「あまからや」にご出店いただきます。
出店期間は、2022年9月23日(金)~10月13日(木)の3週間となっております。(※第6弾以降の出店スケジュールは、改めてお知らせいたします)