気仙沼出身 東京・葛西「ちばき屋」 店主 千葉憲二氏が 復興のため故郷の店を再現
おいしさの秘密
The Secret of Delicacy
① 麺
麺は中細の縮れ麺。適度に縮れた麺は持ち上げが良く、スープ、香油との一体感を強めます。
② スープ/タレ
魚介類を丸二日間塩漬けし、水、酒、昆布を合わせた特製のタレが決め手の塩ラーメン。鶏ガラをベースに鯛干し、昆布を加えたダブルスープ。
③ サンマの香油
サンマの水揚げ量日本一を誇る気仙沼。そのサンマを使った香油が気仙沼ラーメン潮味のポイント。
③ かもめの玉子
半熟煮玉子を最初にラーメンに取り入れた千葉氏。かもめの玉子風に切った煮玉子は昆布ダシに付け込んだ、ひと手間かかったもの。
店主紹介
Chef's Introduction
『かもめ食堂』は、特別な店ではありません。しかし、誰もが知っていた気仙沼のシンボル的な店でした。私が初めて店で食べたラーメンも『かもめ食堂』です。 震災後、幾度となく気仙沼を訪れ、炊き出しなどをおこない、被災者と話しをするうちに、いずれ復興を象徴するシンボルが必要になると感じていました。かもめ食堂を気仙沼に復活させたい、震災前の平和な気仙沼を早く取り戻し、日常の食堂を復活させることで雇用創出や次世代の気仙沼を担う子供たちの希望になればと私は思います。
本店紹介
Head Raumen Shop
「かもめ食堂」は、昭和17年気仙沼市南町(気仙沼湾沿い)で創業した老舗の食堂です。約6坪14席の店内は、気仙沼漁港に出入りする人、水産加工会社に勤務する人や学生で大繁盛していました。昭和30年頃からラーメンの提供を始めるとすぐに店の一番人気メニューとなり、以降も地元客に愛され続けた食堂でしたが、平成18年4月、後継者不在を理由に惜しまれつつも閉店。そして、平成23年3月11日、東日本大震災の津波により店舗跡が全壊してしまいました。
この店舗のお知らせ
Raumen Shop Information