RAUMEN TRIVIA ラーメントリビア
日本で一番ラーメンの値段が高い地域は・・・『東京』でなく桜島大根で有名な『鹿児島』である
タウンページで全国のラーメン店の件数を調べると、およそ3万件存在します。ただしこの数はラーメン店というカテゴリー内での軒数です。そして「ラーメンを提供する店」はファミレスやスキー場の食堂等を入れると、およそ20万軒あるそうです。
その中で都道府県別に見ていくと圧倒的に多いのはやはり「東京都」です。ラーメン専門店だけでも5,177軒あり、全国で一番激戦区といっても過言ではありません。このデータから考えると、ラーメンの平均価格が一番高そうなのは「物価も高いし、東京都!」と思われるかもしれませんが・・・実は昔から断トツに高い地域がありました。その地域はなんと「鹿児島」です。
鹿児島ではスープはトンコツが主ですが、鶏ガラや野菜も使い炊き出しての白濁具合も他県より薄めで、脂っこさも少ないのが特徴です。麺は沖縄そばの流れを引いた太麺と、台湾のビーフンから来た細麺とがあるのですが、いずれも軟らかめに仕上げています。
では何故ラーメンの値段が高いのでしょう? 鹿児島のラーメン店にはおもしろい習慣があるからなんです。その習慣とは、ほとんどの店で大根の漬物が自由に食べられ、またちいさな急須に入ったお茶が供されます。あくまで推測ですが、ラーメンを提供するというよりもラーメンを提供するというよりも、栄養のバランス等を考えてくれる定食屋さん的な「おもてなし」なのではないでしょうか? また、他県と比べ野菜等がふんだんに使われており、ボリューム・栄養においても満点です。
ちなみに・・・25年前のラーメン本を見ると、博多のラーメンが350円~450円に対し、鹿児島のラーメンは700円~1,000円と倍以上の値がついていました。